遠野なぎこの遺体発見は猫が食べたは憶測でデマ？身元不明の理由を猫の習性から徹底考察

2025年7月3日、女優・遠野なぎこさん（45歳）の自宅マンションで、身元不明の遺体が発見されるという衝撃的な出来事が発生しました。遺体は死後数日が経過し、激しく腐乱していたため、現在もDNA鑑定による身元確認作業が続けられています。

事件発覚から10日以上が経過してもなお身元が特定されない異例の事態に、ネット上では「なぜ身元が分からないのか？」「猫が遺体を食べたのでは？」「そもそも猫は遺体を食べる？」と衝撃の憶測が拡散しています。

本記事では、遺体発見の詳細や身元特定が困難な背景を整理するとともに、「猫が食べた説」の妥当性について動物行動学を踏まえて考察します。

この記事を読んで分かること

遠野なぎこのマンション遺体発見｜身元が明かされない理由とは？

通常、孤独死などで遺体が発見された場合、数日以内に身元が判明するのが一般的です。

しかし今回、遠野なぎこさん宅で見つかった遺体は、10日以上経っても身元が特定されていないため、ネット上では「なぜなのか？」と疑問の声や憶測が拡散されています。

ここでは、遠野なぎこさんの遺体発見の経緯と身元が明かされない理由について考察します。

遠野なぎこの遺体発見の経緯と状況

一般的に考えれば遠野なぎこさんの自宅マンションで遺体が発見されたことや、遠野さんと連絡がつながらないことなどから、DNA検査の時間を踏まえても遺体は遠野さんのものであると発表されてもおかしくないほど、時間が経っています。

では、身元特定が難航する科学的な要因にはどのようなものがあるのでしょうか？

身元特定が困難な科学的要因

加えて、身元確認の広報に対する制度的制約もあります。
事件性がないと判断された場合、警察は積極的な情報発信を行わず、遺族の意向が優先されます。

身元が公表されない制度的制約

遠野さんは実母を2022年に亡くし、父や姉妹とも絶縁状態。情報公開の遅れには、こうした家族関係の複雑さが影響している可能性も否定できません。

このような背景が、情報空白と報道の断片化を招いているといえます。

DNA鑑定の結果は技術的に短期間で出せますが、それを公に伝える「役割主体」が存在しないことが、今回の身元未特定状態の長期化に直結していると考えられます。

しかし、遠野なぎこさんの遺体発見から身元が明かされないことで、ネット上では「遺体が猫に食べられたのではないか？」という衝撃の憶測が広まっています。

この説が広まった理由は、身元不明のまま時間が経っていることに加えて、遠野さんの部屋には愛猫である「愁（しゅう）くん」だけだったという報道も関係していることが考えられます。

また、上記加えて、「猫が食べたのではないか？」と疑問の声を上げるメディアや投稿が見られること。

この憶測の拡散に従って、一定数の人が「猫が食べたのではないか？」「そもそも猫は遺体を食べるのか？」とGoogleなど検索サービスで検索したことが憶測の出所だと考えられます。

結論として、今回、浮上した遠野なぎこさんの遺体を猫が食べた説は憶測に過ぎず、確定できる正式な発表はありません。

では、この「猫が遺体を食べてしまう」という説は動物学的にあり得るのでしょうか？

これまでの事例をもとに考察します。

ペットによる遺体摂食の科学的データ

ナショナル・ジオグラフィックの記事によれば一部の犬や猫は飼い主の遺体を食べてしまうことがあると報告されています。

しかし、犬は遺体を食べることが比較的多いものの、猫の場合は食べたとしても「皮膚や筋肉などの軟部組織を一部摂食」する程度で、多くは表面的・限局的損傷にとどまることが報告されています。

遠野なぎこさんの愛猫である「愁くん」は現場で弱った状態で発見されたと報じられており、水や餌にありつけなかった様子が伺えます。

猫の行動パターンから考えても、大規模損傷は発生しにくく、今回の身元不明の原因である遺体の腐敗や損傷は「猫が食べた」のではなく「高温腐敗によるもの」と考えるのが妥当であることが伺えます。